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零 from the muses のドラマーLIMEが サブカルチャーを通じて、自らの脳内をさらけ出す
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『シン・レッド・ライン』
1999年 アメリカ
1999年 日本公開
監督:テレンス・マリック

舞台は太平洋戦争。ガダルカナル島での連合軍と日本軍の戦いを描いた映画。
当時は前年度に公開されたスピルバーグの戦争映画『プライベート・ライアン』の話題性の陰に隠れてしまっていたように見受けられたが、
第49回ベルリン国際映画祭では、最高賞である金熊賞を受賞するなど高い評価を受けている。

俺の知る限りで最高の戦争映画です。
多くの戦争映画は、その中で起こる友情、生き様や死に様を描き、そこには彼らの正義が映し出される。
しかし本作には絶対的な正義が描かれることはなく、ただ、生きていることへの現実。それは自分であったり、仲間であったり、敵である日本人であったり。そして、それはたまたま舞台が戦場であっただけで、日常の社会と何ら変わりない世界にも見える。想像の中の美しい世界とは裏腹に、現実にある不条理。その不条理さえ、必ずしも悪ではない。それでも抗うのは自分が自分であることを見失わないためであるように思える。
人々の愚かさ、無力さ、哀しさ、力強さ、美しさ。その全てが詰まっている。
自分を見失いそうになった時に観たくなります。決して自分を裏切らない。その為に抗ってみようと、そんな力を貰えるような気がするのです。
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